さすてな さすてな暮らし SDGsの取り組みとしてサステナブル「持続可能」で安心安全な建物を実現することを目的に、住まう人に災害対策を中心に「防災マンション」を設計コンセプトとし計画しました。「さすてな」の災害対策として、大きく分類し以下の2点をご説明させていただきます。 1.地震災害対策と火災予防 地震と火災に強い鉄筋コンクリート造 壁式構造を採用し、防火性と耐震性の高い建物となっております。また、住宅性能表示制度に定められる耐震等級3の耐震性を有する建物となります。耐震等級とは、地震に対してどれだけ倒れずに耐えられるか「倒壊等防止」、地震の後でも大きな修復をしなくて済むかどうか「損傷防止」の2種類の性能を表しています。それぞれの地震力は建築基準法で定められています。 耐震性能最高基準 耐震等級3とは 耐震等級(倒壊等防止 / 損傷防止) 耐震等級3は消防署や官公庁など防災時に、重要な拠点となる建物と同等レベルの耐震性能を有するとされており、地震に対して非常に心強い建物になっています。 2.豪雨災害対策と地域貢献 2-1. ゲリラ豪雨等の水害に対し、雨水の流出を抑える雨水貯留浸透施設の設置近くを流れる逢妻男川「境川」の流域は総合治水対策のため、特定都市河川流域に指定されています。そのため雨が降った時に雨水の敷地外への流出を田畑の時の状態と同等の量となるように計画し「雨水貯留浸透施設」を設置しました。駐車場の地中に建物の屋根に降った雨を貯める雨水貯留浸透槽「水槽」を埋め、そこで一端建物に降った雨を貯めてからゆっくりと敷地外に放流するようになっており、駐車場や専用庭に降った雨も一端舗装の中に貯めて地中へ浸透させる「透水性舗装」という仕様にしております。このような対策をおこなうことで、ゲリラ豪雨等が発生した場合でも、建設前と変わらないような敷地環境とし、建物が完成した後でも近隣地域に悪影響が発生しないように対策しております。 2-2. 地域貢献の出来る災害用ガスバルクとガス発電機の設置 耐震性の高い建物が実現しても、実際に災害が発生した場合には、ライフラインである電気、ガス、水道が寸断され、生活困難な状況に陥ってしまいます。 今までの大規模災害でも救援物資の水の配給は早くても、その他ライフラインの復旧には時間がかかってしまう状況が多いのが現状です。そこで、ガスの復旧を待つことなく、敷地内にあるガスバルクから直接ガスが利用できる「災害用ガスバルク」を設置したことで、炊き出し等ができ、非常食が確保できます。併せて「ガス発電機」を設置することで、電気も作り出すことが出来ます。 用途地域 第一種低層住居専用地域 所在地 愛知県豊田市吉原町地内 竣工日 2023年10月27日 構造・規模 鉄筋コンクリート造 壁構造 3階建 間取り/戸数 1LDK 4戸 2LDK 7戸 設計 御幸建設株式会社 施工 御幸建設株式会社 敷地面積 1005㎡ 延床面積 636.49㎡ 一覧へ戻る
SDGsの取り組みとしてサステナブル「持続可能」で安心安全な建物を実現することを目的に、住まう人に災害対策を中心に「防災マンション」を設計コンセプトとし計画しました。「さすてな」の災害対策として、大きく分類し以下の2点をご説明させていただきます。
1.地震災害対策と火災予防
地震と火災に強い鉄筋コンクリート造 壁式構造を採用し、防火性と耐震性の高い建物となっております。また、住宅性能表示制度に定められる耐震等級3の耐震性を有する建物となります。耐震等級とは、地震に対してどれだけ倒れずに耐えられるか「倒壊等防止」、地震の後でも大きな修復をしなくて済むかどうか「損傷防止」の2種類の性能を表しています。それぞれの地震力は建築基準法で定められています。
耐震性能最高基準 耐震等級3とは 耐震等級(倒壊等防止 / 損傷防止)
耐震等級3は消防署や官公庁など防災時に、重要な拠点となる建物と同等レベルの耐震性能を有するとされており、地震に対して非常に心強い建物になっています。
2.豪雨災害対策と地域貢献
2-1. ゲリラ豪雨等の水害に対し、雨水の流出を抑える雨水貯留浸透施設の設置近くを流れる逢妻男川「境川」の流域は総合治水対策のため、特定都市河川流域に指定されています。そのため雨が降った時に雨水の敷地外への流出を田畑の時の状態と同等の量となるように計画し「雨水貯留浸透施設」を設置しました。駐車場の地中に建物の屋根に降った雨を貯める雨水貯留浸透槽「水槽」を埋め、そこで一端建物に降った雨を貯めてからゆっくりと敷地外に放流するようになっており、駐車場や専用庭に降った雨も一端舗装の中に貯めて地中へ浸透させる「透水性舗装」という仕様にしております。このような対策をおこなうことで、ゲリラ豪雨等が発生した場合でも、建設前と変わらないような敷地環境とし、建物が完成した後でも近隣地域に悪影響が発生しないように対策しております。
2-2. 地域貢献の出来る災害用ガスバルクとガス発電機の設置
耐震性の高い建物が実現しても、実際に災害が発生した場合には、ライフラインである電気、ガス、水道が寸断され、生活困難な状況に陥ってしまいます。
今までの大規模災害でも救援物資の水の配給は早くても、その他ライフラインの復旧には時間がかかってしまう状況が多いのが現状です。そこで、ガスの復旧を待つことなく、敷地内にあるガスバルクから直接ガスが利用できる「災害用ガスバルク」を設置したことで、炊き出し等ができ、非常食が確保できます。併せて「ガス発電機」を設置することで、電気も作り出すことが出来ます。