木造
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木造とは、住宅の主要な部分に木材を使用して建てられた建物のことを指します。日本では神社仏閣を含めた多くの建物が木造で建てられてきており、住宅としてもっとも一般的な建物構造だとされています。木材は吸収性や吸湿性が高いため、四季折々で気候が変化する日本の風土に最適な材料です。
木造の特性
木材には様々な特性があり、それは人にとって都合の良いものもあれば、悪いものもあります。しかし、それこそが木の性質だと言えます。その長所、短所の両方が木材が生きていた事を感じさせ、無機物の素材にはない魅力となっています。
木の3つの特徴
01木はふれると暖かく感じる
このふれた時に少し暖かく感じられる特性は木材の持つ、熱を伝えにくい性質によるものです。
02木材の持つ弾力性
屋外では靴が衝撃を吸収しますが、屋内では足に直接負担がかかり、床が硬いと関節を痛めやすく疲れやすいといわれます。室内の床材には衝撃吸収と適度な反発力が必要で、その両方を備えた素材が木材です。
03木特有の良い香り
新しい木材の香りにはリラックス効果があり、ストレス軽減にもつながります。中でもヒノキは代表的で、香りにはカビや害虫の繁殖を抑える効果があるとされています。
工法別の特徴
木造軸組工法(在来工法)
木造軸組工法とは、日本古来の工法で、柱と梁で補強しながら骨組みを築く建築手法のことです。在来工法とも呼ばれています。柱に梁を渡し、屋根を先行して建築するといった、日本の気候風土に合わせた工法です。木材の接合部は、木材を加工し、補助金物で接合する特徴があります。木材の接合部に金物を使用する在来工法に対し、金物補強をしない工法のことを伝統工法と呼びます。木造軸組工法は、金物を使用するなど、伝統工法を現代建築に発展させた建築手法です。
木造枠組壁工法
(ツーバイフォー工法)
木造枠組壁工法(ツーバイフォー)は、2インチ×4インチの木材でつくったパネルで組み立てていく建築手法です。日本古来の工法ではなく、北米から伝わった工法です。接合部は、釘と接着剤を利用します。使用する角材やパネルのサイズはあらかじめ決まっているため、高度な専門技術がない人でも、短い工期で組み立てられる特徴があります。木造軸組工法との違いは、北米の気候に合わせて建てる建築手法である点です。木造枠組壁工法(ツーバイフォー)では、1階の床・壁、2階の床・壁の順序で行い、屋根は最後に組み立てる為、木造軸組工法に比べ、雨養生をしっかり行える業者を選ぶ必要があります。