EXCEED/S

MADE TO ORDER ひとクラス上の賃貸アパート EXCEED/S 重量鉄骨造

EXCEED/SFlat typeフラットタイプ

フラットタイプの魅力は集合住宅でありながら共用廊下が無く1階、2階住宅すべての玄関を1階に配置。2階住戸は、1階玄関から2階居住スペースまで専用階段でアクセスします。戸建て感覚を取り入れたこの形式は、共用廊下を介さないためプライバシー確保に優れ入居者様に好評です。

EXCEED/SMaisonette typeメゾネットタイプ

メゾネットタイプの魅力は1・2階で1つの住居となるため上下階の音の心配がありません。玄関の独立性や庭の確保もでき戸建感覚の外観と住み心地を実現。1階には広々としたLDKと水周り住宅設備。2階には収納たっぷりゆとりの居室。家族のコミュニケーション、プライベート空間を1・2階で分けることができファミリー層に最適です。

EXCEED/SMansion typeマンションタイプ

マンションタイプは耐火性に優れたALCパネルを外壁に使用し仕上げに磁器質タイルを標準使用。また、重量鉄骨ラーメン構造は高層ビル建築などにも使用され耐震構造としての信頼性も高くオーナー様の資産価値を守り続けます。

重量鉄骨造

弊社実績50

重量鉄骨造とは鉄骨造(S造)の中でも、骨組みとなる鉄骨に、厚さ6mm以上の鋼材を使ったものを、重量鉄骨造と言います。柱や梁などの接合部を、ボルトで剛接合するのが特徴で、超高層を含むマンションや、工場・倉庫・事務所・店舗等の事業用建物にも適し主に頑丈な建物の構造として採用されています。

重量鉄骨の特性

鉄骨造(S造)は、柱や梁など建物の骨組みに鉄骨を使う工法・構造で、使用する鋼材の厚みによって「重量鉄骨」と「軽量鉄骨」に分けられます。鋼材が厚く、より強度が高いのが、重量鉄骨です。鋼材の厚みが6mm以上のものを重量鉄骨、6mm未満のものを軽量鉄骨とするのが一般的で、建物の階数など規模によって使い分けられています。
簡単な見分け方(あくまで鉄骨造の場合)としては、3階建て以上のマンションやビル等は重量鉄骨が多く、2階建てまでのアパートや戸建て住宅等は軽量鉄骨が多く使用されています。これは、重量鉄骨の方がより強度に優れているためです。2階建てまでのアパートであっても重量鉄骨を使用することで荷重に対する強度を確保できるため、2階床部分にコンクリートを打設することができるため上下階の遮音性能向上にも大きく役立ちます。軽量鉄骨はハウスメーカーでよく耳にするプレハブ住宅で多く採用されています。プレハブ住宅は工場で柱や外壁パネルなどの建築部材を大量生産することで、安定した品質と短工期を実現させることが利点となります。

重量鉄骨の特性

構造別の特徴ラーメン構造・ブレース構造

弊社では、2階建てアパートに重量鉄骨を使用したブレース構造を採用しています。ハウスメーカーでは2階建てアパートに軽量鉄骨を使用したブレース構造が多く採用されています。重量鉄骨は法定耐用年数が34年です。マンションタイプはラーメン構造のため地震などの外力をしなやかに受け流して耐える頑丈性を備えています。フラットタイプ、メゾネットタイプは主にブレース構造を採用しています。この構造は柱と梁と筋交いで、主に水平に掛かる力に対して優れた耐震性を発揮します。オーナー様の大切な資産を頑丈構造でお守りします。

ラーメン構造

ラーメンとはドイツ語の「額縁」を意味する言葉で、強靭な枠を作る工法としてよく採用される建築構造です。ラーメン構造は柱と梁を剛接合することで、長期荷重や地震などに耐える構造になっています。 また、ラーメン構造はブレース構造のような斜め材がないため空間を広く使うことが可能です。しかし、ブレース構造よりもコストが高くなる傾向があります。

ラーメン構造 重量鉄骨
ラーメン構造 重量鉄骨建方
ラーメン構造 重量鉄骨建方
ラーメン構造 基礎断面詳細図
ラーメン構造 基礎断面詳細図
ラーメン構造 外観
ラーメン構造 外観

ブレース構造

ブレース構造とは柱と柱の間に斜め材を入れた構造です。 ブレース構造は筋交いなどのブレースを使用し、ブレースに地震力を負担させることで建物に耐久性を持たせる構造になっています。柱と梁はピンなどでジョイントされており、ブレースは片面だけに配置したり、タスキ掛けのように配置したりすることもあります。 また、ブレース構造は低層の鉄骨造だけでなく、日本の木造軸組工法にも用いられます。

壁式構造
ブレース構造 2階床デッキプレート敷き
ブレース構造 2階床デッキプレート敷き
ブレース構造 ベタ基礎鳥瞰図
ブレース構造 ベタ基礎鳥瞰図
ブレース構造 北側外観
ブレース構造 北側外観
ブレース構造 南側外観
ブレース構造 南側外観

耐震性

鉄骨ラーメン構造は、柱と梁が一体化しており、建物全体で地震などに耐える構造になっています。外力をしなやかに受け流し耐えるため耐震性・耐風性に優れ、地震や台風などの災害から建物を守ります。

鉄骨ブレース構造は地震発生時の横揺れでは斜めに設置されたブレースに水平力が流れます。さらにブレースが水平荷重に耐えるため、柱や梁などの部材が壊れにくくなります。そのため、真っ先に柱や梁などが壊れることはありません。ブレースに地震力を負担させることで建物に耐久性を持たせる構造になっています。

耐震性 鉄骨ラーメン構造
耐震性 鉄骨ブレース構造

耐火性

鉄骨造そのものは耐火性があまり高くありません。火や熱に強いイメージのある鉄鋼ですが、実際には熱の上昇と共に鉄骨が柔らかくなり、強度が低下するためです。そのため、屋根・外壁や天井(床)材に耐火性能の高い素材を使うなどして、鉄骨の主要構造材を火や熱から守りながら建物全体の耐火性を高める設計をします。

耐火性
ラーメン構造 主要構造部
防火工事(耐火被覆)

鉄骨造の耐火性を高める工事

耐火被覆工事

耐火被覆とは、建物の骨組みを耐火性・断熱性の高い材料で被覆することで、火災の熱から守ることです。 建築基準法上、鉄骨造は、一定基準の耐火被覆をすることで耐火構造とみなされます。 火災時における人命の保護、建物の安全面と極めて重要な役割があります。

屋根工事

3階建て以上のマンションでは屋根に耐火性の高いコンクリートを打設します。2階建までのアパートでは高耐久で耐火性の高いガルバリウム鋼鈑・洋瓦等を使用します。

コンクリート工事

各階床に耐火性の高いコンクリートを打設します。

内装工事

延焼のおそれのある壁、天井部分には、耐火性の高いプラスターボードを使用します。

外壁工事

不燃性の高いサイディング・ALCパネル等を使用します。

鋼製建具工事

防火性の高いビル用建具を使用します。また延焼のおそれのある部分には網入り硝子を使用します。

耐久性

重量鉄⾻造の建物は耐久性が高く、法定耐⽤年数は34年です。これは軽量鉄骨の27年、⽊造の22年に⽐べて⻑くなっています。国の税務上の解釈である法定耐⽤年数は、実際よりも低く⾒積もられています。単純に建物の寿命という意味で考えられる耐用年数は、建物のメンテナンス状況や立地によって大きく異なります。鉄骨造は錆びやすいという性質を持っているため、海辺の近くの立地など、老朽化の進行が早まります。一概には言えませんが適切なメンテナンスを行えば50~60年持たせることも可能です。

耐久性

遮音性・断熱性

鉄筋コンクリート造のような気密性の高い建物は防音に優れています。重量鉄骨造はコンクリート荷重に耐えられるだけの肉厚で設計するため、床に気密性の高いコンクリートを打設することができます。軽量鉄骨造や木造と比較して高い遮音性を上下階に実現しています。また、隣住戸との壁(界壁)は遮音性を向上させるための建材を施します。

遮音性・断熱性
ブレース構造 界壁部 遮音工事(制震材)

鉄骨造の遮音性を高める工事

界壁の遮音・断熱工事

界壁部分は隣住戸に音が伝わりにくいように壁下地材を交互に施した上で、グラスウール100㎜を充填し音の伝わりを軽減します。さらにプラスターボード12.5㎜とプラスターボード12.5㎜(二重貼り)の間に遮音シートを施し、優れた遮音性と断熱性を実現します。

界壁の遮音・断熱工事

壁・天井の断熱工事

壁と天井にグラスウール100㎜を充填し高い断熱性能を実現しています。

壁・天井の断熱工事

床の遮音工事

床にはデッキプレートに120㎜のコンクリートを打設し遮音効果を高めた上で支持脚を固定し更にパーティクルボード20㎜を施工することで遮音性・断熱性を高めます。

RC同等クラス(当社比)の遮音性を実現。透過損失測定(空間音圧レベル差測定JISA1417/1419-1『建築物の空気遮音測定方法』に準拠。

床の遮音工事